妊婦さんの食レッスン

15 お米がその地位を追われた日(前半)
今、日本人の殆どがそんなお米のすごさを忘れている。
いや、忘れさせられている。
そんなお話を少しします。
日本の栄養学のスタートはドイツの栄養学で、明治時代に始まった。
そして今でもそれがベースであるということは変わらない。
ドイツの栄養学に基づいて明治時代から始まった日本の栄養学。
ドイツは北海道よりも、さらに北にある樺太と同じ位の北にあり、とても寒い。日本人の主食であるお米は元々暑くて雨の多いところで採れる穀物で日本人に一番適している穀物だけど、ドイツでは収穫できない。
だから、はなからお米を重要視していないことは予測できる。
では、ドイツでの穀物は?
寒さに強い麦になる。
でも麦は同じ畑で毎年作ることができないので、お米ほど効率よく収穫できるわけではない。
そんな中で、食料が不足する冬に向けてどうするかというと、豚を殺しそのお肉を塩漬けして、保存食にする。それがハムやソーセージ。
こうすると長い冬の食料とすることができると同時に、豚に与えなければならない食料分も浮かすことができる。
良くできた生活の知恵だよね。
こうして、厳しい環境に長い時間をかけて身体と暮らしを適応させ、さらにそこから生まれた生活の知恵をベースにしてコツコツと積み上げられてきたのがドイツの栄養学。
やっぱり厳しい環境だから、真剣に考えなければ生き抜いていけないという背景が合ったんだろうね。
そうして生まれた学問を、全く違う環境である日本に当てはめ、展開してきたのが日本の栄養学。
2008-02-08 03:45
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